ぼくもの語り~前編~
- Mikasa Hiragi
- 2022年1月21日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年1月22日

最近、牧物の話をめっきりしなくなった。
…まあ、そりゃそうだよ。だって、牧物を好きになって、ハマって、創作を始めて…なんやかんや、出会ってもう20年以上経つのだから。もはや生活の一部として、溶け込んでいるようなもんだしなぁ。
人生の大事なことは、大抵牧場物語かジルオールから教わってきた。今更語ることもない。
…と思ってたら、本当に随分長らく語っていないな?と気付いたので、改めて私の好きなシリーズからいくつか抜粋してお話してみます。
①牧場物語GB
え?初代牧場物語はどうしたのかって?
実は、牧場物語との出会い自体はGBからだったのです。GBを遊んで、すぐ初代とSFC本体を買いに行きました。きっと徒歩30秒のところにゲーム屋があったせいで、ゲーマーになってしもたんやろなぁ…。
GB遊んだ経験のある人ならわかると思いますが、アレめっちゃ時間泥棒です。ゲーム内でたくさんやることがあるから!…ではなく(寧ろ初代の縮小版なので逆に少ない)、GBソフト内に時計機能が内蔵されており、電源オフの間もソフト内の時間が経過しているからなのです。
なので私の小学校生活はそれはもう忙しかった。下校時の寄り道なんか御法度。ちょっとでも帰る時間が遅くなってごらんなさい。次に電源つけた時には冬の月30日(最終日)ですよ。
GBだけでこんなにのめり込んでしまう人間が、リメイク元である初代牧場物語にハマらないわけがないですよね。
②初代牧場物語
伝説の始まり…なんですけど、今となっては初代要素は見る影もなし。何なら初代リスペクトで作られたStardewValleyの方が、ちょっと牧物らしいくらいです。
それはさておき。初代の好きな所は『①グラフィック』そして『②住人達の生活感』です。
まずは『グラフィック』。最近はSwitchやスマホでもドット絵のゲームが増えてると思うのですが、初代のドット絵は現在のドット絵と比較しても全く見劣りしないどころか、感動すらおぼえるほど美しい。リアルとデフォルメが見事に調和しているのです。あれほどのクオリティの作品を1996年に出しちまうとは、たまげたなぁ。
そしてもう一つの『住人達の生活感』。さすがに2や3、ワンライあたりと比較すれば足りないのですが、この頃には既に『人間模様のリアルさ』みたいなものが、台詞やイベントから感じられます。主人公や住民が、この村で"生活"しているんやな…ってのが、しみじみ伝わってきます。
そういえば、海外ではGBシリーズも含めてバーチャルコンソール化してるらしいっすよ?全く、マベくんは何をしてるのかね!?
③牧場物語2
言わずと知れた、名作オブ名作。シリーズNo.1と名高い作品です。いいからとにかくやってみてくれ。そう言いたい。
とにかく、世界観がいい。一億点。何というか『ゲームの中に入って実際に住んでみたい理想の町☆』みたいなファンタジー的な良さではなくて『人口も若者も減って先行き不安な田舎町』なんですよ。いっそ3のシュガー村くらい規模の小さい集落ならよかったのでしょうが、そうではない…だからこそ『町の中』で色々起きるのですよ。
町長は詐欺に遭う、ブドウ園のお嬢さんは出ていこうとしている、心の病んだ旅人がやってくる、年寄りが死ぬ、等々…人間同士の揉め事イベントが多いのも、特徴でしょうか。
それだけ見れば『何か雰囲気が暗い…』となるかもしれませんが、2の良さはちゃんと『良い方向に向かう』ところなんです。詐欺に遭っても前向きだったり、お嬢さんは悩みながらも何かを決定したり、旅人は居場所を見つけたり、人の死から子供達が何かを学んだり。
つまりね、牧場物語2は人生なんですよ。人生そのものなんです。こんな神ゲーの移植版を、何故かSwitch発売後にWiiUで出した会社があるらしいな?
④牧場物語3 ハートに火をつけて
今となってはもはや『3はクソゲー』と言ってる人…すら見かけなくなり、仮に見かけたとしても『ああん?まさかエアプか?』と疑ってしまいたくなるほど、現存するプレイヤー人口が少ないです。何で?こんな面白いのに。
恋愛イベントや結婚イベントや出産イベント見て満足してエンディングに辿り着けない!途中で牧場作業に飽きる!そんな人には、特にオススメです。スパンが短いからこその良さが、3にはあるのです。
牧物3の特徴は『①期限は1年』『②マルチエンディング』『③結婚&出産イベントなし』『④牧場で出来ることが少ない』『⑤主人公がしぬほど可愛い』といったところでしょうか。これを見て『やる事が少ない薄っぺらいゲーム』と思った人は切腹して、どうぞ。
3は、はっきり申し上げますが『めちゃくちゃゲームバランスがいい』です。何故かというと『シリーズを追うごとに動物だの何だの、増え続けるのは嫌!』と思った牧物3を作った神様が、思い切ってあらゆるものを削って作った作品だからです。
なので『1年間を何度も繰り返して遊ぶ』前提で作られており、そのため『狭く深く世界観を味わうことができる仕様』になっているのです。
その『狭く深く』を体現しているのが、牧物3の登場人物達。キャラごとに別々に作られた多様なモーション、作り込まれた性格、そして初代や2にもある『楽しい嬉しいだけでない人間くささ』が、とにかくまあ、ぎゅっと詰まっている。もう何十周とクリアしてますが、今でも新たな発見があるほどです。
確かに牧場作業はもうちょっと色々出来た方がいいな~とは思うことはあります。が、実際にやってみると分かりますが『1年という限られた期間』と『出来ることの数』が、めっちゃ釣り合ってるんですよ。更に、引き継ぎ機能があることで『何度も繰り返し遊びやすい』のです。
ね?そう考えるとめっちゃゲームバランスよくないですか?エンディングが無い作品ならともかく、エンディングが存在するゲームなのに『結婚したら(子供生まれたら)満足してやめた』とか『やる事増えてめんどくさくなった』というような事になり、エンディングに辿り着けないまま終わってしまう…なんてのはゲーム的に本末大転倒。
牧物3は、そんな事は決してないのです!なので、さあ!是非!PS2ごと買いましょう!さあ!さあ!
え!?PSP版が生きてるからシュガみんでいいかって!?今あげた3の長所がほとんど消えてていいなら、どうぞ。シュガみん作った人たちは、牧物3あんまり好きじゃないみたいだからね…長所が活かせないのも仕方ないね。
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