なつもん!をクリアしたので、覚書がてら感想まとめました。
露骨なネタバレは白字反転してます。
簡易情報
◆ぼくのなつやすみシリーズの綾部さんと牧場物語シリーズの和田さんという組み合わせ
◆ストーリーは、サーカス団の息子サトルが、よもぎ町でひと夏を過ごす…概ねぼくなつだと思ってもらえればOKです
好きなところ
・ストーリーは、ぼくなつの雰囲気が好きなら好きだと思う
・キャラクターの性格や人となりがちゃんと会話で分かって、一緒に過ごすにつれ理解が深まり愛着がわく
・ステッカー(体力)を集めると崖や壁をスイスイ登れるので移動が楽
・途中でやる事が無くなるけど、コレクション要素が多いのでそういうのをやっているうちに次のイベントが起き、まあまあバランスが良い
・どこに誰かいるか地図を見れば分かるので、無駄に探し回る必要がないのは便利
・ラブちゃんが登場してからはイベント発生や貴重な昆虫の居場所、レアアイテムの場所などを教えてくれるので便利
・回数券を持っていればどこにいてもバスを呼び出せるので移動のストレスは少なめ
・トイボが作ったのにバグと遭遇しなかった…だと…?
うーん…なところ
・体験版だけじゃ何も分からんから3日くらい出来るようにしたってほしい
・ボイス量がある…といってもフルボイスではなく。クオリティ等を総合して考えると正直値段が高い(私はセール中に買った)
・操作性とカメラワークの悪さは終盤までプレイヤーをイラつかせた
・魚が20種類しかいないというレビューを見かけた気がするけど、それよりも虫が200種類いるのは多すぎないか!?
・化石の鑑定が1個ずつなので、10個くらいまとめて鑑定しに行くと気が狂うほどイライラするんじゃ(せっかち)
・グラフィックが…勿論遊んでるうちに慣れはするけど、決してクオリティが高いとは言い難い。(質感がいまいち、キャラクターがアップになるとガビガビになる等)
・金が!!!!!かかる!!!!!!
大体36時間でクリア。
私はゲームの進行がかなり遅い方なので、ゲーム進めるの早い人はさっくりクリアできるかもしれない。
どうせトイボ製ならバグだらけだゾ…と思ってたけど、グラフィックがアレなだけで、床抜けも突然の強制終了も何も無く、ほんまにトイボ製か…?とまだ少し疑っている。(そんな)
トータルで考えると楽しめました。が、他人に面白いよ!是非!って勧めるかってなると、うーん…という感じ。
ストーリーはやはり心に訴えてくるものがあり、私をひと時のあいだ童心に戻してくれる作品ではありました。
最初は『えぇ…サーカス団…?』と思ったけど、活力と哀愁が混ざった感じが日本の夏の侘しさとマッチしていて、良かったと思う。
サーカス団として各地を転々としている&メンバーがみんな大人なせいか、ぼくなつ歴代主人公と比べると、大人びたところがある印象。
あまり感情的にならないところが、子供っぽくねぇな~とは思いつつもリアルではあった。お別れの時も名残惜しさは感じつつも、意外とあっさり別れてたしな…サトルにとって『公演が終わったら次の街へ』というのが当たり前になってるせいでもあると思うけど。
それが関係してるのか、時代(1999年)の関係なのか分からないけど、子供らしい遊びが少ない気はする。駄菓子屋にこども探偵団の拠点はあるけど、子供たちだけの秘密基地…みたいなのがほしかったなぁ。
あとは金策がな…ネタバレなので伏せますけど、サーカス団員の衣装代、楽曲依頼費用、道具代、広告代を全部サトルのポケットマネーから出さなくてはならないので(!?)、中盤から金稼ぎが忙しかったです。25万近く稼いで、手元に残ったのは1万ちょっと。サーカス団の演出担当としての給料も1回につき、何とたったの700円(最大)。子供だからってナメてねぇか?
ただ、エンディング分岐条件の一つが『サーカスにかかる費用を全部出す』があるようなんで、ある程度は最終日までにクリアできない前提ではあるのかも?(反転ここまで)
個人的にぐっときたのは『なつもんとは何か』の話を聞いた時ですね。その伏線が回収された時も感動した。そうそう、そういうのでいいんだよ!
エンディングネタバレ(反転)
私は律儀にサーカス団の衣装、楽曲、道具を全部購入していたので(広告もかな)、団長エンディングを迎えたんですけど。サトルがつらっと触れていたのを覚えていたとはいえ、ラブちゃんがラッキーさんと結婚したのは大分たまげた。トコトコ君……すげぇいいヤツなんだけどな……。(反転ここまで)
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