私はよく「自分の意見を持たないのはよくない」というようなことを言っているけど、近頃は更に強くそう思うことが増えた。
例えばTwitterに、白黒のりんごの画像が流れてきたとする。
そのツイートに対して、Ａさんは「赤いりんごだろう(想像)」とコメントした。
画像と一緒に流れてきたＡさんのコメントを見たＢさんは「これは(Ａさんが赤いりんごだと言っていたから)赤いりんごだ(断定)」とコメントした。
この例えは、要するにＢさんは元の画像ではなく、Ａさんの意見を見てコメントした…というのが、問題。
情報は、何はともあれ一度自分の頭の中で咀嚼しないといけない。咀嚼する中で「正誤(事実か想像かも含めて)」「善悪」「良悪」「好き嫌い」を判断する必要がある。
他人の意見を自分のものだと思い込んで使ってしまう…というのは、その辺の判断力を鈍らせるため、非常に危険だ。
Twitterのリツイートは、情報を拡散するのに便利だけども、そういう「思考停止」が進む危険性も、十二分にはらんでいる。
オタクで言うなら界隈に関する問題だったり、政治や宗教や金回りについてやたら過剰に言及を避けたり…といった風潮があるけれども、そうした「意見することを避ける」行為は、癖になったらバカになるって、それ一番言われてるから。(突然の語録)
自分が自分であるために、気を付けたいね。自分も。
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